2019/12/7
お取扱店では、温かみのあるウッドジュエリーを手に取る方が増えています。
首や手首が冷やっとしない、ウッドネックレスやウッドブレスレットは、この季節におすすめのジュエリーです。
肌に当たる部分に金属を使っていないため、金属アレルギーの方も安心して身に着けることができます。
ウッドブレスレットは、飴色への経年変化が美しい「もみじばふう」に加えて、楓(かえで/バーズアイ)、槐(エンジュ)をご紹介しています。
バーズアイは、小鳥の目のような丸い斑点が散りばめらた華やかな杢目で、装飾性の高いバイオリンにも使われる希少な素材です。
槐(エンジュ)は、見る向きで濃淡が大きく変化する、起毛したような光沢のある表情です。延寿、縁授、とも記される縁起の良い銘木です。
どちらも、北海道の厳寒の森から生まれた、目の詰まった緻密な木肌です。
滑らかに仕上げられたウッドジュエリーは、いつまでも撫でていたくなる気持ち良さです。
2019/11/17
“UNKEI” Earrings
Amber (Kuji, JAPAN), Obsidian (Suwa, JAPAN),K18YG
「あめ玉のロングピアス」
琥珀(久慈/岩手)、黒曜石(諏訪/長野)、K18YG
岩手県久慈地域から産出された天然琥珀と、長野県諏訪地域から産出された天然黒曜石を、あめ玉のように磨いています。
初めて琥珀の坑道を訪ねたのは2015年8月。樹液由来の琥珀が沈む8500万年前の地層に沿った坑道は、坑道主自ら長い年月をかけて、奥深い山の斜面から掘り進めたものです。坑道から採掘されたまま、加熱処理や再生処理されていない天然琥珀は、色や内包物がひとつひとつ異なる一点ものです。
2019/11/14
“Wood cuff” Bracelet
Maple wood, Cherry wood, Sophora japonica (JAPAN)
「木肌色のブレスレット」
楓(バーズアイ)、桜(シウリザクラ)、槐(エンジュ)のウッドブレスレットが新たに仕上がりました。
身に着けた人はもちろん、周りの人まで温かい気持ちにしてしまう、これからの季節におすすめのアイテムです。
ウッドジュエリーのデザインは、樹木を知り、木理を紐解くことからはじまります。木理には規則性があり、ひとつひとつに意味がある。大地に根を張って生き抜くにはどうしたら良いか、それぞれの樹木が出した答えがこの表情です。
身に着けて、肌に触れて、樹木に宿る生命力を感じていただけたらうれしいです。
2019/11/13
su Ha showcases design that uncovers the hidden beauty of natural materials and the intricate handwork of Japanese craftsmen to create jewelry with a warm and undeniable power like wearing a piece of life.
2019/11/11
2019/11/8
2019/11/7
“with a smile” Necklace
Wood(Japan, Liquid glass finish)/ Silk cord / K18 Vintage clasp(Italy)
「微笑みのネックレス」
もみじばふう(神奈川県中井町)、絹糸、K18YGビンテージクラスプ
微笑むように弧を描いたモチーフと、小さなビーズをつないだウッドネックレスは、すべてのパーツを同じ一本の樹木から削り出しています。同じ樹木から製材された「共木」を使うことで、色艶の深まりが揃い、美しく経年変化していきます。
モチーフとビーズをつなぐ留め具には、イタリアの町の宝石店にストックされていたクラスプを使います。イタリアで宝石店を訪ねると、丁寧に仕分けされた古いパーツをお店の裏側から出してきてくれます。取り外した古いパーツをすべて溶かしてリサイクルする日本とは異なり、イタリアでは様々なパーツをそのままの形でリユースしています。今では目にすることのない、手の込んだ留め具に出会うことができます。クラシックなK18クラスプは、飴色に経年変化したウッドジュエリーとの相性もよく、温かみのある大人の表情です。
2019/10/15
2019/9/30
Wood earrings in the motif of wooden boat.
A whole new world is calling you!
“to sea” Earrings
Kurogaki(Japanese black persimmon wood, Liquid glass finish) / K18YG
黒柿のフックピアスの小さなサイズ(S)が仕上がりました。親指の第一関節と同じくらいの大きさです。東京ミッドタウンのワイス・ワイストゥールスへお届けしています。ワイス・ワイストゥールスでは、黒柿や数種の天然木、鹿角、琥珀、あわび、赤珊瑚、白珊瑚、といった多様な生物素材のジュエリーを20種ほどご覧いただけます。
ワイス・ワイストゥールスのある東京ミッドタウンのガーデン内、21_21 DESIGN SIGHTでは、「虫展ーデザインのお手本ー」が開催されています。展示のはじめにある解剖学者の養老孟司さんのメッセージ「虫展によせて」は、とっても温かく、包み込まれるようでした。目の前にある生きものの姿が解答なんだ、自分自身の命もその一片であることが誇らしいです。
メッセージの一部を共有します。
「虫展によせて」より抜粋
私たちの感受性は、生きものの三十億年の歴史の中で育ってきたものです。自然を見て育ってきたのですから、その自然と調和しているはずです。
木の枝に葉がついています。あれはどういう規則で付いているのでしょうか。太陽は東から登って、ひたすら移動して、夕方には西に沈みます。その間に一本の木が最大限の日照を受けるには、葉をどう配列したらいいのか。いま見ている木の葉の配列は、その問題の解答じゃないんでしょうか。
教育を受けていくうちに、子どもたちは考えることは問題を解くことだと思わされてしまいます。でも話は逆じゃないんですか。生きものは三十億年の間に、ありとあらゆる問題に直面しつつ、それを解いて生き延びてきた。その解答が目の前にある。私はそう思うんですね。見ているのは問題集の答えだけです。では問題はなんだったのか。そんなふうに思いながら虫を見てもらえると嬉しいと思います。
企画監修
養老孟司