2023.1.30


端正な一面を見せたり、美しく乱れた一面を見せたり、耳の上でくるりと回すたびに印象を変えるバロックのピアス。一粒にひそむ二面性が際立つアングルを丁寧に探して、ひとつひとつピアスやペンダントに仕上げています。


イヤリングは、耳たぶの厚みに合わせて微調整固定ができるクリップタイプです。耳たぶの薄い人厚い人も、外れにくく痛くなりにくい、ストレスのない着け心地です。コンパクトなクリップ金具は耳たぶの裏におさまり、まとめ髪にした後ろ姿もきれいなイヤリングです。

2023.1.27


Available in a wide range of sizes for men and women. You can find yours.

左から11号、13号、15号。気持ちよく肌に吸い付くサイズが見つかります。

2022.11.20


ブラックカフの染料である松煙(しょうえん)は樹木由来の炭素末。3500年の歴史を持つ固形墨の原料です。炭素末は時を経ても変化しない特性を持ち、1000年以上を経た古文書にも鮮やかな墨色が残っています。


樹木は均一な材質ではないため、松煙には大小様々な粒子が混在しています。微粒は赤紫、中粒は灰味の青、大粒は強い青。松煙のマットな光沢と青みのある底色は、樹木から生み出される複雑な墨色です。

樹木で樹木を染める、呼吸するウッドブレスレットです。

2022.11.18


木の質感を生かしたマットブラックのウッドブレスレット。複雑な墨色と自然の木肌色が重なることで生まれる、奥行きのある色合いです。

驚くほどの軽さと温かみのある肌触りはそのままに、ナチュラルになりすぎないモダンなコーディネートを楽しむことができます。シルバーやゴールドといった異素材との組合わせもおすすめです。

2022.11.6


“Rose bouquet” Red coral and K18 yellow gold stud earrings【NEW】

設計図で寸法を割り付ける木材や貝殻と異なり、赤珊瑚のピアスはひとつひとつの原木の姿から導きだされた巡り合わせのデザインです。そこかしこに隠れている虫喰いの穴は、原木を削ってはじめて道筋が見えてくるため、どこを取り除きどこを取り込むかの見立ては、長年赤珊瑚と向き合ってきた職人の勘だけが頼りです。

赤珊瑚のカボションは、いつも決まったひとりの職人が加工しています。そのとき手に入る原木をできるだけ削らず生かした唯一無二の形には、赤珊瑚への愛情が溢れていて、磨きあがりが定番サイズに比べて小さくても大きくてもすべてそのまま受け入れる約束をしています。

新作のピアス“Rose blossom”は、職人が削りだしたカボションのなかに時折混じってくる大ぶりなものを、何年も掛けてストックしてきた赤珊瑚です。大きなカボションは、着けると耳たぶの上に納まらず裏面の虫喰いが見えてしまうことから、ひとつひとつのカボションに合わせて型取りしたK18で丁寧に包み込んでいます。

銀座・和光本店のジュエリー展には、定番サイズのピアスとともに、大ぶりな赤珊瑚を贅沢に使った新作のピアスも並びます。高知県土佐沖を産地とする赤珊瑚は、世界最高の宝石珊瑚と評価を受ける日本の名品です。

2022.10.27


“Black cuff” Wood bracelet

Wood bracelet dyed with sumi ink. Sumi ink is made from soot, a black powder composed of carbon produced when wood is burned.

That is to say Wood bracelet dyed with wood.

2022.10.22


北海道厚沢部町から届いたイタヤカエデの木取りをしています。複雑に入り組んだ木目と縞状の木理が重なり合った、美しすぎる縮み杢。

厚沢部町を初めて訪ねたのは四年前。最低気温マイナス12℃、最高気温マイナス11℃、記録的な寒波となった凍てつく日のことでした。函館空港から車で西へ走ること二時間。どこまで行っても視界は一面の白い世界、山道へ入ると前にも後ろにも車はなく、何を頼りにハンドルを切ればいいのかわからなくなるほどでした。

イタヤカエデの白い木肌を見るたび、あの白い世界が思い出されます。厳寒の地が育む硬質な木肌は、艶やかな光沢を帯びています。


細かく縮れた樹皮からも、みっちりと縮み杢が内包されていることがわかります。一本の丸太から製材されたイタヤカエデの共木です。

大きなアイテムから先に木取り、不揃いな小さな材をウッドカフやウッドリングに仕上げます。樹皮近くに浮かび上がる艶やかな光沢も、端々まで無駄なく活かしていきます。

2022.10.18


曲硝子工場に来ています。
硬い硝子がとろりと溶けだして、やわらかなカーブを描きます。

新作完成まであと一歩。
どうぞお楽しみに。

2022.10.13


ふた通りの長さにアレンジできる、オリジナルデザインのロングフック。

くの字で留めれば顎下に、丸めた継ぎ目まで差し込めば顎上に。髪型や襟元に合わせて、ふた通りの長さを楽しめます。

“UNKEI” Amber hook earrings

2022.10.8


“Wood ball” hoop earrings

樹木が描いた年輪のラインをシンプルな輪郭に閉じ込めています。濃く見える細いラインは樹木が眠りについた月日を表す冬目、明るく幅の広いラインは樹木が生長した月日を表す夏目です。

一年ごとに冬目と夏目が重なるゆらぎのラインは、長い年月をかけて樹木が描き出す命の軌跡です。


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