2020/1/21

 

“cocoon” Earrings, Necklace
Non-mulberry silk (Nagano, Japan) / 18YG

Japanese wild silk “Tensan” is a Non-mulberry silkworm, which inhabits only Japan and is known as “The Queen of fibers”

 

“cocoon” 繭のフックピアス、繭のフープピアス、繭のネックレス
天蚕生糸(長野)、K18YG

“cocoon”は、天蚕生糸のジュエリーコレクションです。この薄萌黄色は、日本固有種の山繭(やままゆ)がクヌギの葉を食べて、太陽をいっぱいに浴びることで生まれる、天然の緑色です。
繭は薄萌黄色で、そこから繰る糸もまた薄萌黄色に輝いています。「繊維のダイヤモンド」と呼ばれる稀少な絹糸です。肌にのせると、ハッとするような光沢を放ち、まるで糸の内側から発光するようです。

長野県北で天蚕の生態を追うなかで、心惹かれたことのひとつは、一度も途切れさせることなく500メートルもの糸を吐き、三日間昼夜を徹して繭をかける姿でした。そこから導かれたのが「糸を切らない」「ひと続きの」デザインです。房の巻き始めから房を束ねる横糸まで糸を切らず、一本の糸でひと続きに仕上げました。

伝統的な「撚り房」の技術による、糸端を一切出さない仕立ては、和装文化を支える数少ない高級撚り房職人の手仕事です。房がほつれたり絡まったりせず、長く愛着を持って身に着けることができるジュエリーです。

使い始めは、繭糸を包むタンパク質「セリシン」の強い張りが感じられ、手に触れて風に揺れるうちに、だんだんとしなやかさを増していきます。また、天蚕糸は分子配列が揃って結晶構造が密なため、汚れが染み込みにくくなっています。和装織物では、この染まりにくい性質を利用して、一部に織り込まれた天蚕糸が浮き立つ、後染めの反物が作られています。

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