2023.4.2


隠岐の島から届いたばかりの天然あわびの貝殻。10年生を超える大きく厚みのある貝殻です。

2022年12月、国際自然保護連合(IUCN)が公表したレッドリストの最新版で、あわび20種がはじめて絶滅危惧種に分類されました。うち3種が、日本に生息するクロアワビ、メガイアワビ、マダカアワビです。

日本の産地では、あわびの資源回復のために様々な取組みが続けられています。各都道府県が取り決める、成長乱獲を防ぐ殻長制限による資源管理もそのひとつです。

〈su Ha〉は、複数回の産卵を経た、殻長14センチ以上のあわびの貝殻のみを加工しています。多くの産地の殻長制限が10センチ前後ということを考えても、14センチのあわびの貝殻は手に入り難い素材です。大きなアワビを選び採り、身を食するだけでなく貝殻にも価値を見出すことは、命を継なぎ、命を生かすことに繋がると考えています。

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