2018/1/24

“to sea” Earrings
Abalone (Japan) / K18YG

 

オリーブ色の中に淡いピンクとグリーンの輝きが宿る、舟の形をしたアワビのピアス。大ぶりなのにとても軽くて悪目立ちせず、不思議なほど合わせやすいピアスです。

アワビの貝殻の真珠層の美しさは日本古来から多くの装飾品に使われていて、代表的な螺鈿(らでん)と呼ばれる技法は正倉院宝物の中にある琵琶(楽器)にも見ることができます。螺鈿は、貝殻の「内側」にある真珠層を煮沸や薬品により薄く加工して使い、細やかな文様が際立つ均一な光沢をしています。

su Haのアワビのジュエリーは、貝殻のいちばん「外側」にある真珠層を使っています。貝殻の自然な丸みや厚みを残すように、少しずつ表層を削っていくと現れるのは、驚くほど色鮮やかでエネルギッシュな真珠層。1ミリの厚さの中に1000枚のセラミック層が重なったアワビの真珠層の流れる向きを確かめながら、顔を合わせた時の角度がもっとも光を集めるように、右耳用と左耳用のピアスに取り分けます。

K18のオリジナルフックは、アワビの曲面に沿うように、職人の手作業でひとつひとつ形良く仕上げています。

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