2022.10.8

10月8日は「木の日」
「十」と「八」を組合わせると「木」になることから定められたそう。今年は林野庁の方々と対話しながら、ピンブローチを試作しています。隠岐の島の百年生超えの松山から切り出した琥珀色の年輪。
2020/12/13

Kind of amber.
“to cosmos” Wood earrings
MATERIAL:Fatwood(Oki islands, Japan)/ K18YG
Liquid glass finish
2020/3/21
“Fatwood” Earrings
Pine tree (Japan/ Liquid glass finish) / K18YG
「松のフープピアス」
肥松(隠岐の島 / ガラスコーティング)/ K18YG
松脂をたっぷりと蓄えた枝の付け根を光にかざすと、琥珀色の木肌が現れます。
透明感のある部分だけを、職人と一緒に、一枚ずつ切り分けていきます。切りはじめると、あたりはフィトンチッドの生の香りでいっぱいになります。思わず深呼吸してしまう大好きな工程です。
風当たりの強い海岸沿いにある百年生の松山で、身を縮めながらゆっくり成長した松は、年輪が細かく詰まっています。枝の付け根にはぎゅっと松脂を蓄えて、強風にも折れない粘り強さを備えています。木が枯れ倒れて幹が土に還っても、松脂に守られた枝の付け根はその姿を残します。生き抜く力が詰まっています。
隠岐の島の松山は、1975年ごろから松くい虫の被害を受けて、多くの松が枯れてしまいました。su Haの松のピアスは、島の現場を歩き被害跡地の森林再生に取り組む池田木材との協働によるものづくりです。
2019/12/25
Pine tree which have permanent green leaves even in winter is a symbol of good fortune in Japan.
“Fatwood” Earrings
Pine tree (Japan/ Liquid glass finish) / K18YG
縁起の良い「松」のピアス。
一年を通じて緑の葉をした松は、生命力が強く、古くから縁起の良い木とされています。
隠岐の島の断崖絶壁、風当たりの強い急斜面で生きてきたこの松は、海風から身を守るために、枝の根元に松脂をたっぷりと蓄えています。寿命を終えて地に倒れて幹が土に還ってもなお、枝の根元はその形を留めます。このピアスには、松の生き抜く力が宿っています。
“松のフープピアス”
肥松(隠岐の島/ガラスコーティング)、K18YG
2018/4/4
I am in Okinoshima island now.
隠岐の島へ来ています。
su Haの大切な素材となる、肥松とアワビの生まれ育つ島です。
風当たりの強い海沿いの斜面では、樹木が自らの身を守るために(枝が折れないように)、枝の根元に琥珀色の樹脂分を蓄えて、糸のように細かい年輪を積み重ねます。100年の歴史を持つ池田材木店の目利きで、芯まで琥珀色に肥えた枝を求めて、島の先端まで海沿いに斜面を登ります。形の整った小さな径の枝も切り出すことができました。
透き通る肥松とキラキラのアワビの美しさには、厳しい環境の中で命をつなぎ、生き抜こうとする力があふれています。
2017/11/12
“to cosmos” Earrings
Fatwood (Japan) / K18YG
“松のフープピアス”
肥松(隠岐の島)、K18YG
松脂をたっぷりと蓄えた赤松を陽にかざすと、樹脂が光を透過して見たこともない透明感あふれる木肌が現れます。風当たりの強い海岸沿いにある百年生の松山で、身を締めながらゆっくり成長した松は、年輪が緻密で美しい。倒木や松くい虫の被害により幹が朽ちても、病原菌に強い松脂に守られて形を残したこの松の枝には、生き抜く力があふれています。
2017/8/25
Simple form that highlights the material over design.
フックが抜けないように、接合部に楔をしっかり打ちます。0.8Φの機能美。
オリジナルのK18フープは、素材の穴から抜け落ちないように先端を叩いて広げてストッパーにしています。反対の端から引き抜いて、フープのみでも使えます。