2025.10.1

世界最古とされる日本人と翡翠の関わりは、縄文時代にさかのぼります。翡翠の瑞々しい美しさは、古代の人々の自然崇拝や生命観と結びつき、およそ6,000年にわたり翡翠文化は絶えることなく続きました。

しかし奈良時代半ば、仏教・儒教的な思想の広がりとともに翡翠文化は歴史から姿を消し、約1,200年ものあいだ人々の記憶から忘れ去られてしまいます。糸魚川で翡翠が再発見されたのは1938年(昭和13年)のことです。

糸魚川の翡翠は古代の人々の祈りと深く結びついてきました。
遥かなる時を超え、同源の石を身につけるというめぐり合わせ。あらゆる命に力をもたらすような翡翠の神秘は、今日のまなざしと結びつき新たな物語を紡ぎ出すことでしょう。