2021/9/11


赤珊瑚は水深約100メートル以上の光の届かない深海に生息する宝石サンゴです。その成長はきわめてゆっくりで、1センチあたり約50年かかると言われています。日本固有種の赤珊瑚は点在して生息していて、サンゴ礁を作る造礁サンゴとは分類が異なります。

高知県土佐沖は赤珊瑚の主産地です。土佐清水港を訪ねると、カラフルなサンゴ漁の網を携えた漁船が港を出たり入ったりしています。〈su Ha〉では、土佐沖で水揚げされ原木入札会を経た、トレースの明らかな赤珊瑚のみを使用しています。

赤珊瑚は、環境省による第4次レッドリストにおいて、準絶滅危惧種(現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種)に選定されています。赤珊瑚の持続可能性について、高知県漁業管理課に話を聞くと、こうした状況を受けて、これまで2ヶ月だった禁漁期間を1.2.6.7.8月に増やし、漁業者の許可枠にも制限を設けるなど、宝石サンゴ漁の持続と海洋生態系の保護に向けた規制強化に取り組んでいるとのこと。

50年かかって成長した赤珊瑚を、50年愛用できるジュエリーに。貴重な赤珊瑚をできるだけ削らず、年齢を問わず長く身に着けられるシンプルなピアスに仕上げました。


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