2017/10/30

No animals?
Why It’s so hard to think straight about animals.

 

“first” Earrings
Antler (Hokkaido, Japan) / K18YG

 

北海道から届いたエゾシカの夏毛と形のよい鹿角。模様が細かく詰まっていて色のメリハリがある部分だけを丁寧に選んで、両耳を同じ部分から切り取り、形のそろったピアスにします。K18YGのオリジナルフープが作る間合いがあるので、ちょうどよいワイルド感で着けられます。

su Haが、鹿角を使ったものづくりに対してシンプルに向き合えるのは、北海道自然資源活用機構の北原さんとの会話の積み重ねから。ファーフリー、アニマルフリーのブランドの声が聞こえるなか、北海道のエゾジカから生まれる素材は別の課題を抱えています。命の尊さ、本当の意味での共生とはなにか、現場でエゾジカ学の研究を続ける北原さんならではの「鹿ファースト」なメッセージは、誰にでもわかるシンプルな言葉で、心にすっと沁み入ります。

「エゾジカセームにこめられたメッセージ」

夏毛の鹿の子柄は、夏の森の木漏れ日の中で敵に見つからないための保護色です。命が繋いできた必然の美しさは完璧すぎて、胸が締め付けられるくらいに愛おしいです。

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