2022.8.2


夏の陽射しに呼応するエネルギッシュなシェルピアス。

陽が落ちると、暗がりのなかの光を集めて、艶かしい表情が浮かび上がります。夏の夜、大人のリゾートスタイルにおすすめのピアスです。

“舟のフックピアス”
あわび(隠岐の島、伊勢、玄界灘))/ K18YG

“to sea” Earrings
Abalone (Japan) / K18YG

2021/9/9


あわびの貝殻の内側に現れる虹色の干渉色。
貝殻の外側のエネルギッシュな表情と比べると、内側は物静かな佇まいです。

2021/7/24


水を浴びて冷んやり気持ち良さそうなあわびの貝殻。金具の取付前に、小穴のなかの削粉を洗いだしています。

隠岐の島、伊勢、玄界灘、の天然あわび。表情が揃うように、左右のピアスを同じ貝殻から切りだして、O、I、Gと印を付けて店頭まで届けます。

2021/5/14


貝細工工房に来ています。
伊勢のあわびを原貝から加工しています。

日本の天然あわびは、夜光貝や白蝶貝に比べて格段に小ぶりで癖が強く、そこから厚貝を切り出すのは、とても根気のいる仕事です。

それでも日本のあわびにこだわるのは、日本人の肌に似合うから。ベージュベースにピンクとグリーンの干渉色がゆらめいて、顔まわりが自然に華やぎます。

2020/12/20


〈su Ha〉のジュエリーは、 生物素材に上質なK18を合わせています。

ひとつめの理由は、K18は変色しにくいこと。空気や肌に触れても黒ずみにくく、布で軽くお手入れすることで色合いを保てるため、白木や白竹といった淡い色の素材と合わせても、色移りの心配がありません。

生物素材は、時を重ねるにつれて色艶を増していきます。〈su Ha〉は、生物素材のありのままの色艶を大切にしたジュエリーです。


ふたつめの理由は、K18は金属アレルギーを起こしにくいこと。金属アレルギーを発症するタイミングは様々です。体に蓄積されたアレルゲンがその人ごとの許容量を超えることで引き起こされるため、すぐに発症することもあれば、何年も経ってから発症することもあります。そして、いちど金属アレルギーが起きると、ほとんど治ることがありません。

私もそのひとり。大切にしてきたシルバーのリングやネックレス、シェルと真鍮を合わせたお気に入りのピアスは、ある時を境に身に着けることができなくなりました。

生物素材は、時を重ねるにつれて愛着を増していきます。〈su Ha〉は、身に着けるごとに自分の肌のように感じられるジュエリーです。


三つ目の理由は、K18はこれまでもこれからもリサイクルされ続ける素材であること。採掘された金は、人々の手によって様々に形を変えてここに在り、そのルーツは古代の金貨や王冠だったかもしれません。また、地金の工房では加工で生じるわずかな切粉まで丁寧に集められ、自立した循環のしくみによって新しい形へ生まれ変わります。

生物素材は、自然から生まれ自然に還る素材です。〈su Ha〉は、循環する素材によるジュエリーです。

2020/10/17


相手の目を見て話す日は、あわびのピアスを選びます。

ピアスを耳に着けて正面から向き合った時、光をいっぱいに受けて艶めくように、真珠層の流れを読み取りながらトリミングしています。

石や金属のキラキラとは似ていない、貝殻ならではの潤いのある色艶です。断面に現れるベージュ色を介して、色艶がすっと肌になじみ、顔の表情がきらりと華やぎます。

あわびのピアスとイヤリングは、4つのデザインを揃えています。
“to cosmos” 円のフープピアス&イヤリング(18φ、30φ)
“to sea” 舟のフックピアス(M,S)
“EBISU” 福耳のスタッドピアス(M,S)
“CAKE” 扇のスタッドピアス&イヤリング

2020/8/3


3000層超のナノ積層構造から成る、あわびの貝殻。生物学者や工学者が新素材開発のモデルにする、しなやかさと強さを兼ね備えた天然のセラミック素材です。

“舟のフックピアス”
あわび(隠岐の島、伊勢、玄界灘))/ K18YG

“to sea” Earrings
Abalone (Japan) / K18YG

2020/4/14

隠岐の島と伊勢の海から届いたあわびの原貝を仕分けています。大きさと重さを記録したあと、貝殻の凹凸を指先で確かめながら、それぞれの原貝に適したデザインへ振り分けていきます。

あわびの貝殻の外側は海藻やフジツボで覆われていて、岩のように擬態して外敵から身を守っています。〈su Ha〉のあわびのピアスは、岩のような付着物と外層(稜柱層)を手作業で削り取り、その下に潜むエネルギッシュな真珠層を磨き出しています。淡く光る貝殻の内側は、そのままピアスの裏面になります。

「舟のフックピアス」
あわび(隠岐の島、伊勢、玄界灘、伊豆)/K18YG

“to sea” Earrings
Abalone shell (Japan) / K18YG

2020/3/23

あわびの貝殻のピアス

“to sea” Earrings
Abalone shell (Japan) / K18YG

あわびの貝殻のピアス

「舟のフックピアス」
あわび(隠岐の島、伊勢、玄界灘、伊豆)/K18YG

舟のフックピアスは、2つのサイズ(M:W39ミリ/S:W28ミリ)を揃えています。纏う雰囲気や身長によって、バランスの良いサイズがあるようです。写真は、Mサイズを着けています。

あわびが海の中で平然と作り続ける貝殻は、ナノ積層構造を持った割れないセラミック素材です。
人間が高温高圧をかけて焼き固めるのに対して、あわびは常温常圧で海水中のカルシウムを取り込みながら、一日一層のペースで貝殻を生長させていきます。
あわびの貝殻は、生物学者や工学者が新素材開発のモデルにする、しなやかさと強さを兼ね備えた天然のセラミック素材です。

su Haのピアスには、厚みのある10年生以上のあわびの貝殻を使っています。その重なりは、365層×10年=3650層。生命の神秘を感じる、奥行きのある輝きです。

2020/3/2

あわびのピアス

Raden is a Japanese decorative technique that uses the iridescent parts of seashells like abalone shells, which are shaved no more than 0.1 millimeter in thickness for the sake of uniformity and usability.
“to sea” Earrings use abalone shells which are not shaved. Thick shell pieces are not uniformity but unique in wormholes and scratches that tell the story of time in their natural state.

“to sea” Earrings
Abalone (Japan) / K18YG

 

隠岐の島や伊勢の海から、あわびの原貝が届いています。封を開けると、磯の香りが広がります。

螺鈿細工には、貝殻の真珠層を厚さ0.1ミリ以下に摺りおろした「薄貝」という材料が使われています。均質で下地の色を透かす薄貝による表現は、正倉院の宝物にも見られるように緻密で華やかです。

su Ha のピアスは、ひとつひとつの貝殻の厚みをそのまま生かして仕上げます。命を感じる虫食いの穴や傷も丁寧に取り込み、あわび貝に宿る色の重なりとゆらぎの表情を、シンプルな輪郭におさめます。

あわびのピアス

あわびの貝殻

あわびの貝殻

©su Ha ALL Rights Reserved.