2019/3/24

Production process of Wood cuff.
Unfinished one is also beautiful.

 

受注会「樹々のジュエリー」にて、最も多くの方々がまず手に取ったのが、製作過程のブレスレットでした。木工職人に作り止めてもらった粗削りのそれは、迷いのない手の動きを感じさせる歯切れの良い美しさで、型を使わずフリーハンドで、リズムに乗って仕上げていく職人のスタイルが、過程にもはっきりと表れています。仕事に暑苦しさがないでしょう。

そんな手仕事から生まれる余白に、使い手ごとの味わいを重ねていくのが、天然木の楽しみです。

2019/3/20

Thank you all for coming to〈su Ha〉wood jewelry exhibition.

 

受注会「樹々のジュエリー」は、明日と明後日の2日間、東京ミッドタウン(六本木)にて開催します。身体に合ったサイズだからこそ心地良い、ウッドブレスレットとウッドリングをご提案します。ブレスレットは4サイズ、リングは7サイズをご用意しました。
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会場のワイス・ワイス トゥールスは、伝統工芸をもとに新しい技法と現代美意識によって生み出された日用品を通じて、豊かな「暮らし」を提案するショップです。「未来の伝統工芸」をテーマにした”UMEBOSI”シリーズなど、ここでしか買えないオリジナルアイテムも多数揃い、店内に足を踏み入れれば何時間でも留まってしまう人気のショップです。
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明日、明後日の13:00~18:00は、デザイナーの伊藤陽子が在店します。
ジュエリーとなる素材の生まれた森や海のエピソード、サイズの選び方や樹種による経年変化の違いなど、ぜひお話させてください。皆さまのお越しを心よりお待ちしています。

2019/2/27

The color of wood cuff and ring will gradually change in bronze over time and have depth to its color.

 

ウッドジュエリーならではの楽しみのひとつが経年変化です。
天然木は、経年変化の様子が樹種によって大きく異なりますが、使い手によっても色や艶のニュアンスが一様でなく、その人の身のこなしが表情にあらわれていくヒューマンな素材です。

天然木が変色する代表的な要因が「光」です。木材の繊維と繊維を結んでいるリグニンという成分が紫外線を吸収して変性する過程で材色が変化していきます。加工中に何時間か作業場を離れているうちに、日光に当たっている部分だけ色が変化してしまった、という経験があるほど、光の影響を受けやすい樹種もあります。

もみじばふうはそのひとつ。浅いブラウンだったブレスレットは、使い始めて一年足らずで、まったりとした飴色に変化しています(写真奥)。ゴールドとの相性も味わい深く、落ち着いた大人の表情です。

2018/11/24

“Wood cuff” Bracelet
Momijibafu (Liquidambar styraciflua, Japan)

新作のウッドブレスレットは3つのデザイン。ふっくらとした丸みの「ボウルカフ」は、身に着けた人はもちろん、周りの人まで温かい気持ちに。タイトに巻き付くように薄く削り込んだ「ベルトカフ」は、袖口の中にもすっきり納まり季節を問わず活躍します。極細く削り出した華奢な「リボンカフ」は、重ね着けも楽しめるデザインです。それぞれSサイズとMサイズをご用意しています。
写真1枚目と2枚目は、「ベルトカフ」のSサイズです。

肌に触れる内側まで丁寧に磨き上げられた、スベスベと撫でたくなる気持ち良さ。マットで透明度の高いガラスコーティングは、汚れを防ぎながらも木肌を塗膜で封じ込めないため、木が呼吸することのできる自然な質感です。

時を経て深みが増し飴色になっていく経年変化も楽しみのひとつ。丁寧に使っていると丁寧な味わいに、大らかに使っていると大らかな味わいに。木は、使い手の身のこなしが表情にあらわれていくヒューマンな素材。そこが愛おしくてたまらないのです。

2018/9/21

“Wood cuff” Bracelet
from right
Ball cuff
Belt cuff
Ribbon cuff

秋支度に、肌触りの良いウッドブレスレットはいかがでしょう。

新作のウッドブレスレットは3つのデザイン。身に着けて街に出ると、ブレスレットを見た人たちの表情が、ふと緩むのを感じます。

身に着けた人はもちろん、周りの人まで温かい気持ちにしてしまう天然木の魅力。「人はなぜこんなにも木に親しみを感じるのか」については、様々な研究がなされていますが、その鍵となるのは、「DNA」と「呼吸」なのだそう。

酷暑のなか、木工職人と一緒に手を動かし、木と正面から向き合って作り込んだ自信作。ふっくらとしたフォルムと端正な稜線、内側のなめらかな肌触りにこだわって仕上げています。製材所にオーダーした真横に流れる木目は、日本建築には欠かせない「柾目(まさめ)」と呼ばれる上品な表情です。

10月より順次、お取扱店でご覧いただけます。SサイズとMサイズをご用意しています。

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