2024.1.4


“profile” showcase

The seamless glass that compliments the collection is made possible by the special techniques of one of the few remaining bent glass craftsmen in Japan. Heat of up to 730℃ is applied to hard sheet glass for approximately six hours and uses the weight of the glass to create a natural curve.

コレクションが映える継ぎ目のないガラス扉は、国内でも数少ない曲硝子職人の独自技術によるものです。硬質な板ガラスに約6時間730℃の熱を加えることで、ガラスの自重を利用した自然な曲面に仕上げています。

完成したガラス扉の検品の日、工場のいちばん裏手の炉の部屋をのぞくと、何十枚もの不良試作の扉が目につかないように積み上げられていました。ガラス厚、型枠、時間、温度、といった条件をわずかに変えながら、数多の試作を繰り返して完成したガラス扉です。

熱したガラスが溶けだす瞬間をとらえた美しいゆらぎが、愛用のコレクションをやさしく包み込みます。

movie: Rinko Tsukamoto

2023/08/24

「Discover Japan」掲載


「Discover Japan」2023年9月号に、〈 su Ha 〉の小家具が掲載されました。

“profile” trifold mirror プロフィールミラー(三面鏡)

〈 su Ha 〉ONLINE SHOP にてご紹介しています。どうぞご覧ください。

2023.4.20


ウッドリングとウッドカフは、樹種とサイズを幅広く揃えています。身体に合ったサイズのウッドジュエリーはカジュアルになりすぎず、上品でリラックスした着け心地です。


〈 su Ha 〉ONLINE SHOP にてご紹介しています。どうぞご覧ください。

2022/12/14

2022-2023 Collection “profile”


横顔、断面、輪郭、人物紹介といった意味を持つ言葉、profile(プロフィール)
正面だけでなく、さまざまな角度がもたらす陰影は、時として、むしろそのものの本質を表わすのかもしれません。

例えば、鏡で見る横顔は、正面より自分らしい表情を浮かべることもあります。また、愛用のコレクションは自らの分身のような存在です。自分自身を映す、ふたつの小家具。家具のデザインを長年手がけた経験と、日本の好ましい素材や優れた職人との出会いから生まれた、新しいファニチャーラインです。

永く目にして触れるものだからこそ、素材の個性とつくりの良さが魅力を増していきます。フレームはイタヤカエデ。ウッドジュエリーと同じ北海道の樹木から製材しています。厳寒の地が育んだ豊かな杢目とつややかな木肌は、触れる手にも温かい。澄みきったガラス扉のコレクションケースは、国内でも数少ない曲硝子職人の仕事です。硬質なガラスは人の手によりとろりと流れ、ゆるやかなアールを描き出します。

みる、見る、観る、みつめる、のぞきこむ、眺める、開く、閉じる、しまう。
何気ない日々の所作が、心地よい時間と風景になる、これはあなたが主役の小さな家具です。


Furniture collection “profile” のオンラインショップページはこちらから
https://shop.suha-j.jp/

2022.10.22


北海道厚沢部町から届いたイタヤカエデの木取りをしています。複雑に入り組んだ木目と縞状の木理が重なり合った、美しすぎる縮み杢。

厚沢部町を初めて訪ねたのは四年前。最低気温マイナス12℃、最高気温マイナス11℃、記録的な寒波となった凍てつく日のことでした。函館空港から車で西へ走ること二時間。どこまで行っても視界は一面の白い世界、山道へ入ると前にも後ろにも車はなく、何を頼りにハンドルを切ればいいのかわからなくなるほどでした。

イタヤカエデの白い木肌を見るたび、あの白い世界が思い出されます。厳寒の地が育む硬質な木肌は、艶やかな光沢を帯びています。


細かく縮れた樹皮からも、みっちりと縮み杢が内包されていることがわかります。一本の丸太から製材されたイタヤカエデの共木です。

大きなアイテムから先に木取り、不揃いな小さな材をウッドカフやウッドリングに仕上げます。樹皮近くに浮かび上がる艶やかな光沢も、端々まで無駄なく活かしていきます。

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