2020/3/21

木のピアス

“Fatwood” Earrings
Pine tree (Japan/ Liquid glass finish) / K18YG

年輪のピアス

「松のフープピアス」
肥松(隠岐の島 / ガラスコーティング)/ K18YG

松脂をたっぷりと蓄えた枝の付け根を光にかざすと、琥珀色の木肌が現れます。
透明感のある部分だけを、職人と一緒に、一枚ずつ切り分けていきます。切りはじめると、あたりはフィトンチッドの生の香りでいっぱいになります。思わず深呼吸してしまう大好きな工程です。

隠岐の島の松の年輪

風当たりの強い海岸沿いにある百年生の松山で、身を縮めながらゆっくり成長した松は、年輪が細かく詰まっています。枝の付け根にはぎゅっと松脂を蓄えて、強風にも折れない粘り強さを備えています。木が枯れ倒れて幹が土に還っても、松脂に守られた枝の付け根はその姿を残します。生き抜く力が詰まっています。

隠岐の島の松山

隠岐の島の松山は、1975年ごろから松くい虫の被害を受けて、多くの松が枯れてしまいました。su Haの松のピアスは、島の現場を歩き被害跡地の森林再生に取り組む池田木材との協働によるものづくりです。

隠岐の島の松山

2018/12/14

“to cosmos” Earrings
Kurogaki (Black persimmon, Japan) / K18YG

 

天然木のなかでも、黒柿は特に個々の樹木によって全く表情が異なります。墨を流し入れたような縞模様や、孔雀杢と呼ばれる緑がかった杢、真黒(まぐろ)とされる黒一色の部分など、古来より茶道具などの工芸品の素材としても珍重されてきた黒柿の表情には、他に類を見ない奇抜ささえ感じられます。圧倒的にかっこいいのです。

真黒の部分を木取りした黒柿のピアスが仕上がります。木目を水平に流すことで、真黒の中に潜む濃淡のグラデーションが目に馴染み、際どい端部に開けた穴まわりの強度も安定します。

左上のペアは、マットなガラスコーティングをかけて仕上がったピアスです。コーティングをかけることで光が乱反射しなくなり、水に濡れたように一段階濃く見える「濡れ色」となります。右下のペアは、轆轤加工を終えた素肌の状態。素肌のままでも美しいこの色艶を、塗膜で閉じ込めないように、二度に分けて薄いガラスコーティングをかけていきます。汚れを浸み込みにくくするための工程です。

樹木の木肌と人間の素肌は、とてもよく似ています。触れるほどに同じ生き物だと感じます。

2018/11/2

“to sea” Earrings
“to cosmos” Earrings
Japanese wood / K18YG

 

黒柿という名前の木は学術上はなく、樹齢の高い柿の古木に極稀に現れる、墨を流し入れたような縞杢を持つ柿の木のことを呼びます。なぜ黒色に染まるのかは、未だ解明されていません。

特に、樹の芯に現れる黒一色の部分を「真黒」と称して「マグロ」と呼びます。黒柿のなかでも大トロの部分です。

木工作家の藤井慎介さんと銘木談義をしていたら、真黒(マグロ)の中に潜む濃淡の揺らぎの話に花が咲きました。色味の異なる数多の「黒」が作り出す、世界にひとつだけのテクスチャー。真黒の木目中に多様な黒を見い出すことができるのは、日本人ならではの鋭い感性です。

日本の風土から導き出された湿度を感じる黒柿の光沢は、日本人の黒髪の艶とどこか奥深いところで繋がっているように見えます。

2018/5/1

“to cosmos” Earrings
Japanese wood / K18YG

 

“円のフープピアス”
天然木(ガラスコート仕上/艶消)、K18YG

 

大理石のような杢目のアイボリー色の栃(トチ)、交錯する木理が格子模様になる花梨(カリン)、世界でもっとも黒くて緻密な肌をした黒柿など、天然木から生まれた表情をシンプルに感じられるピアスです。耳元で軽くヒラヒラと揺れるように、縁を薄く削り込んでいます。

2018/2/27

Kurogaki (Black persimmon) is found in only one of every 1,000 to 10,000 persimmon tree.

 

“to cosmos” Earrings
Kurogaki (Black persimmon, Japan) / K18YG

 

黒柿は、樹齢の高い柿の古木に極稀に現れる、墨を流し入れたような縞杢を持つ柿の木。日本古来から愛される銘木中の銘木です。
黒柿から生まれる自然のグラデーションカラーを切り取ったフープピアスは、木目の美しさだけが目に飛び込んでくるように、厚みを感じさせないヒラヒラとした形に仕上げています。縁の厚みは0.5ミリ。中心の厚み9.5ミリに向かって、なだらかに膨らみを持たせています。
黒の小物は重い印象になりがちですが、天然木から生まれる黒は、温かみがあり表情豊かです。K18と墨色のコントラストが映える向きを確かめながら、自然のグラデーションを慎重に円の中に納めます。

縁が薄く表面裏面とも曲面の形状は、緻密で技術を要する轆轤(ろくろ)の仕事です。若き女性轆轤職人が、この形状に合わせた専用の治具を作り、ひとつひとつ、片面ずつ、丁寧に挽いていきます。

2018/2/3

Have a nice weekend!

 

節分の日、春の訪れを感じる気持ちのよい朝です。

2018/1/10

Wood beads for 〈su Ha〉 jewelry are made of Japanese wood and woodworking.

 

肌触りよく仕上がりました。su Haのウッドビーズは、すべて木肌の緻密な日本の天然木を使っています。素材本来の色が変わらない透明度の高いガラスコーティングで、木の肌触りを生かしてマットに仕上げています。

6ミリから39ミリまで、それぞれ専用の刃物を作って轆轤職人が挽いた、さすが日本の刃物といったなめらかさ。一粒一粒、木肌に荒れがないか検品してから、ピアスやネックレスに仕上げます。

今ロットの黒柿は、ふわっとしたグラデーションで、ビロードのような見え方です。K18フープを通したピアスになって、2月初から店頭に並びます。

2017/8/25

Simple form that highlights the material over design.

 

フックが抜けないように、接合部に楔をしっかり打ちます。0.8Φの機能美。

オリジナルのK18フープは、素材の穴から抜け落ちないように先端を叩いて広げてストッパーにしています。反対の端から引き抜いて、フープのみでも使えます。

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