2019/10/30

お取扱店のご案内 三菱一号館美術館「Store 1894」

2019年10月30日(水)~2020年1月20日(月)の期間、三菱一号館美術館にて開催される「印象派からその先へ - 世界に誇る 吉野石膏コレクション展」に合わせて、ミュージアムショップ「Store 1894」での、su Haのお取扱いがはじまります。
開催中の展覧会や、三菱一号館の歴史や背景に紐づいた商品を中心に、世界中から集めた上質でオーセンティックなアイテムがバリエーション豊かに並ぶ「Store 1894」。ストアおよび美術館に併設するカフェには鑑賞券をお持ちでない方もご自由にお入りいただけます。皆さまのお越しを心よりお待ちしています。

日時:2019/10/30(水)〜2020/1/20(月) 「印象派からその先へ - 世界に誇る 吉野石膏コレクション展」開催期間
場所:三菱一号館美術館 ミュージアムショップ「Store 1894」
東京都千代田区丸の内2-6-2
10:00~18:00 ※臨時の時間変更の場合あり
祝日・振替休日除く金曜、展覧会会期中の最終週平日は21:00まで(美術館の開館時間に準ずる)
休業日:毎週月曜(祝日・振替休日・展覧会会期中最終週の場合は開館) ※臨時の閉館・休館の場合あり
TEL.03-3212-7155

2019/10/15

2019/10/15

2019-2020 Collection “Raw”

ビジュアル撮影の日。
su Haのサーカスのよう。
繭が息を合わせて宙を舞いました。

2019/09/30

2019/9/30

Wood earrings in the motif of wooden boat.
A whole new world is calling you!

 

“to sea” Earrings
Kurogaki(Japanese black persimmon wood, Liquid glass finish) / K18YG

 

黒柿のフックピアスの小さなサイズ(S)が仕上がりました。親指の第一関節と同じくらいの大きさです。東京ミッドタウンのワイス・ワイストゥールスへお届けしています。ワイス・ワイストゥールスでは、黒柿や数種の天然木、鹿角、琥珀、あわび、赤珊瑚、白珊瑚、といった多様な生物素材のジュエリーを20種ほどご覧いただけます。

ワイス・ワイストゥールスのある東京ミッドタウンのガーデン内、21_21 DESIGN SIGHTでは、「虫展ーデザインのお手本ー」が開催されています。展示のはじめにある解剖学者の養老孟司さんのメッセージ「虫展によせて」は、とっても温かく、包み込まれるようでした。目の前にある生きものの姿が解答なんだ、自分自身の命もその一片であることが誇らしいです。

メッセージの一部を共有します。

 

「虫展によせて」より抜粋

 私たちの感受性は、生きものの三十億年の歴史の中で育ってきたものです。自然を見て育ってきたのですから、その自然と調和しているはずです。
木の枝に葉がついています。あれはどういう規則で付いているのでしょうか。太陽は東から登って、ひたすら移動して、夕方には西に沈みます。その間に一本の木が最大限の日照を受けるには、葉をどう配列したらいいのか。いま見ている木の葉の配列は、その問題の解答じゃないんでしょうか。
教育を受けていくうちに、子どもたちは考えることは問題を解くことだと思わされてしまいます。でも話は逆じゃないんですか。生きものは三十億年の間に、ありとあらゆる問題に直面しつつ、それを解いて生き延びてきた。その解答が目の前にある。私はそう思うんですね。見ているのは問題集の答えだけです。では問題はなんだったのか。そんなふうに思いながら虫を見てもらえると嬉しいと思います。

企画監修
養老孟司

 

 

2019/09/27

2019/9/27

Gift from Japan forest.

“first” Earrings
Antler (Hokkaido, Japan) / K18YG

 

“鹿角のフープピアス”
エゾシカの鹿角(北海道全域)、K18YG

2019/09/25

2019/9/25

I am in Odawara , Japan now.
We get into the woods to select trees for a work with TOYOTA.
This woods are dotted with 300~400-year-old trees.

 

秋晴れの森に来ています。目当ての立木に紐を結び目印を付けて山を下ります。
樹齢300〜400年の木々が点在する山林です。
伐採は、樹木が休眠して水上げしなくなる冬季が適しています。「彼岸から彼岸まで」とされてきた伐採適期ですが、秋のお彼岸を過ぎてもこの暑さ。もう少し気温が下がるまで待つことに。
冬季、体を凍らせないために、樹木は自ら水分を抜いて眠ります。

2019/09/22

2019/9/22

2019-2020 New collection “Raw”

“cocoon” necklace
Japanese wild silk “Tensan” (Nagano, Japan) / K18YG

 

“cocoon” 繭のネックレス
天蚕生糸(長野)、K18YG
¥36,000-(税別)

2019/09/21

2019/9/21

2019-2020 New collection “Raw”

“cocoon” Hoop earrings
Japanese wild silk “Tensan” (Nagano, Japan) / K18YG

 

新作の〈“cocoon” 繭のフープピアス〉は、天然の薄萌黄色が目を引く、美しく揺れるロングピアスです。房の始めから終わりまで糸を切らず、一本の糸でひと続きに仕上げました。

天蚕の生態を追うなかで、最も心惹かれたことのひとつは、一度も途切れさせることなく500メートルもの糸を吐き、三日間昼夜を徹して繭をかける姿でした。その生きる姿から導かれたのが「糸を切らない」「ひと続きの」デザインです。天然繊維の中で唯一の長繊維である絹、なかでも天蚕が持って生まれた特有の光沢は「繊維のダイヤモンド」と呼ばれる美しさです。

ピアスひとつあたりの糸の長さは4.6メートル。糸端を一切出さず、指先できっちりと撚りを入れた糸を折り返しながら、フープに結び留めていきます。いつまでも房を形良く保つことができる、伝統的な「撚り房」から着想したピアスです。耳元で自然に揺れる房のボリューム、一本ずつ違えた長さ、光沢を引き立てる撚りの強さ、を和装文化を支える高級撚り房職人と共に、何度も何度も試作を重ねて仕上げました。使い始めは、繭糸を包むタンパク質「セリシン」の強い張りが感じられ、手に触れて風に揺れるうちに、だんだんとしなやかさを増していきます。

 

10月6日(日)までの期間、三菱一号館美術館のミュージアムショップ「Store 1894」にて、新作コレクション”Raw”をご紹介しています。天蚕の薄萌黄色は、肌にのせると驚くほど光沢が際立ちます。ぜひお手に取ってご覧ください。同館では「マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン」展が開催されています。100年を経ても輝き続ける絹のドレスは、日本から輸入されたといわれる最高級の絹地も使われています。秋の週末、どうぞお出かけください。

 

“cocoon” 繭のフープピアス
天蚕生糸(長野)、K18YG
¥46,000-(税別)

〈su Ha〉Instagram にて、繭のフープピアスの撚り房の動画をご紹介しています。どうぞご覧ください。
su Ha official Instagram

2019/09/14

2019/9/14

2019-2020 New collection “Raw”

“cocoon” Hook earrings
Japanese wild silk “Tensan” (Nagano, Japan) / K18YG

 

新作コレクション”Raw”の絹糸のピアスは、天蚕(てんさん)特有の薄萌黄色をしています。山繭(やままゆ)がクヌギの葉を食べ、陽光をいっぱいに浴びることで生まれる、天然の緑色です。葉の色に溶け込み、外敵から身を守る保護色でもあります。陽光を直接浴びる繭の外側は色が濃く、内側へいくに従って色は淡くなっていきます。天蚕生糸は、7つの繭から引き出した糸をまとめて一本の生糸に繰り上げていくため、その色合いは濃淡のある7本の繭糸のブレンドカラーです。新作コレクション”Raw”には、この天蚕生糸をさらに撚り合わせて特別に誂えた絹糸を使っています。126本の繭糸が撚り合わさり一本となる〈su Ha〉オリジナルの絹糸です。

〈“cocoon” 繭のフックピアス〉は、オリジナルの絹糸をループ状に巻き揃えた、ふっくらと丸みのあるピアスです。房の巻き始めから房を束ねる横糸まで糸を切らず、一本の糸でひと続きに仕上げました。ピアスひとつあたりの糸の長さは5.6メートル。糸端を一切出さない仕上げは、房がほつれたり絡まったりせず、長く愛着を持って身に着けるための工夫です。和装文化を支える、数少ない高級撚り房職人の手仕事です。

 

本日より、三菱一号館美術館のミュージアムショップ「Store 1894」にて、新作コレクション”Raw”をご紹介しています。同館では、10月6日(日)までの期間「マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン」展が開催されています。100年を経ても輝き続ける絹のドレスは、日本から輸入されたといわれる最高級の絹地も使われています。秋風の季節、どうぞお出かけください。

 

“cocoon” 繭のフックピアス
天蚕生糸(長野)、K18YG
¥57,000-(税別)

2019/09/02

2019/9/2

2019-2020 New Collection “Raw”

su Ha will be a part of FOR STOCKISTS EXHIBITION 2018, where will showcase new collection “Raw” made from Japanese wild silk “Tensan”.
“Tensan” is undyed raw silk naturally colored green.

 

2019-2020 Collection “Raw” を発表します。
新作の素材には、生命力あふれる「天蚕(てんさん)」から生まれた「生糸(Raw silk)」を取り上げました。

天蚕の、生き物らしい生態と特別な色合いに惹かれて、精練せず、染色せず、繭糸そのままの美しさをジュエリーへと仕上げました。
天蚕は、日本固有種の山繭(ヤママユ)です。繭は薄萌黄色で、そこから繰る糸もまた薄萌黄色に輝いています。「繊維のダイヤモンド」と呼ばれる大変貴重な絹糸です。

初めて天蚕の糸を手にしたのは2015年。長野県の生糸卸でのことでした。所狭しと積まれた生糸の中で、薄萌黄色に輝く天蚕の糸は、明らかに他と違っていました。聞けば、その薄萌黄色は染めているのではなく繭そのものの自然の色で、白い繭を作る「家蚕」とは食べる物や生態が異なり、日本各地の山間に自生する姿も見られると言います。それから四年、その場で買い求めた天蚕の小さな綛(かせ)を手に、様々な種類の蚕について、蚕糸について、少しずつリサーチを続けてきました。

春から夏にかけて長野県北を訪ね、天蚕が卵から孵り、繭になるまでを追いました。蚕は活発で、枝から枝へ自由に動き回り、盛んにクヌギの葉を食べて成長します。二ヶ月後、透き通るような美しい緑色に成熟した蚕は、一度も途切れさせることなく500メートルもの糸を吐き、三日間昼夜を徹して繭をかけていきます。

新作のピアスとネックレスは、蚕が吐き出した繭糸そのままの張りの強さと、天蚕特有の断面形状が作りだす光沢から導き出されたデザインです。繰り糸、撚り糸、撚り房、の職人たちが担う手仕事のリレーにより大切に仕上げました。

 

9月4日(水)〜9月6日(金)の期間、「FOR STOCKISTS EXHIBITION2019 」にて新作を展示します。インテリア、ファッションなど、約130社が合同開催する業者向けの展示会です。

合同展示会「FOR STOCKISTS EXHIBITION 2019」
日時:9月4日(水)〜9月6日(金) 10:00~18:00(最終日は10:00~17:00)
場所:自由学園明日館  東京都豊島区西池袋2-31-3

2019/08/20

2019/8/20

Hand drawn illustration of Japanese wild silk “Tensan” cocoons for new collection.

su Ha visual#4 ” 生 -Raw- ”
Artwork & Design : Agata Yamaguchi
Translation : Satoko Mitsui

 

新作コレクションの発表に合わせて山口崇多さんが描くビジュアルは、今年もたまらなく素敵です。
新作の素材となる「天蚕」の繭を手に取り、その内に宿る命の気配を描き出してくれました。
絹糸のように形を変える線描、鉛筆の乾いた粉感、紙版画の不揃いな濃淡。どれも天蚕が見せる自然の表情を切り取っています。繭をかける幼虫の姿もありますね。
薄萌黄色に艶めくポスターやリーフレットに刷り上がります。どうぞお楽しみに。

 

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