2023.7.13


“Wood ball” clip-on earrings

木肌色のフープイヤリングイヤリング金具が後ろまですっかり見えなくなるように設計しています。型や治具を使わず寸法通りに削り出すのは、設計図に込めた意図を、センスと経験で軽々と超えてくる木工職人の手仕事です。

2023.7.1


海外への輸出が増えている日本の真珠。6月15日の日経新聞によると、香港、次いでアメリカと輸出量が多く、EUへの輸出も前年比+15%と、需要が高まっています。

同記事のなかで、ジュエリージャーナリストの本間恵子さんは「欧米のブランドを中心に、産地の明確さやクリーンさに敏感になっている。日本産真珠は品質の良さが評価されているところも大きい」と話しています。

6月に、ロンドン、アムステルダム、ミラノにある〈 su Ha 〉の取扱店を訪ねて、ジュエリーにトレーサビリティやクリーンであることが一層強く求められていると感じました。

ご出身はどちらですか?と人に訊ねるのと同じこと。向こう側に広がる風景を感じることで、その人の存在が鮮やかに浮かびあがってきます。

2023.6.1


“UNKEI” Obsidian hook earrings

2023.5.27


“Rose petals” Red coral stud earrings.

2023.5.18


お預かりした琥珀のロングイヤリング。2年前に、手探りでひとつだけ仕上げたオーダーの品物です。

2年経ってみて、着け心地は良いそう。落としたこともないそう。鉱物の1/3の比重という、琥珀ならではの軽さが好適でした。

ロングイヤリングは、大きく揺れると頬や首まわりの化粧品に触れ、カボションの艶が曇ってくることがあります。磨き直すことで、金具のくすみも取れて、琥珀はとろりとした艶を取り戻します。新しい時よりも深みのある表情に仕上がりました。

2023.5.7


まもなく母の日。〈su Ha〉オリジナルのギフトラッピングは、贈る相手を思う時間や、贈られた人がリボンを解く場面を想像しながら作りました。

ペーパーバッグは、そのまま手渡してもマナー違反にならないように、持ち手のないデザインです。差込み式のフタは何度でも開閉できるため、後からメッセージカードを添えることもできます。

ギフトボックスには、わずかな織りムラなどにより倉庫に眠っていた上質なインテリアファブリックを譲り受けて敷き詰めました。小さくカットして何枚も重ねた布間に、そっとジュエリーをしのばせています。光沢のある白布は、しっとりと重みのある最上級のベルギーリネンです。

ペーパーバッグとギフトボックスには、FSC森林認証紙を使用しています。生物多様性や水資源等への環境影響、社会的・経済的な森林維持の観点から、適切に管理されていると認証された森林由来の樹木を原料とした、トレースの明らかな認証紙です。

2023.5.4


We made some Shell clip-on earrings for you.

2023.5.25


この冬に採れた、あこやケシ真珠のピアスが仕上がりました。ユニークな輪郭のなかに幾通りもの干渉色が映しだされています。長崎五島のあこやケシ真珠は、大粒の真珠が育てられる過程で偶然生みだされる副産物です。人工的に量産される薄片の細胞ケシとは異なり、起伏のある伸びやかな姿をしています。現場では、原珠を取りだしたあとに残る母貝の貝肉のなかから、ケシ真珠だけをひと粒ずつ人の手で選り分けています。

2023.4.27


黒柿と楓を組み合わせた、たまねぎのネックレス。定番よりも5センチ短い46センチに仕立てました。絹糸のオールノットも結び目をコンパクトにして、ウッドビーズどうしの間隔をほんの少しだけ詰めています。

K18のオリジナルチャームは、キヘイ2面カットのリユースチェーンで留めています。ほどよく角の取れたK18のリユースチェーンは、ウッドの質感と調和する落ち着いた輝きです。

2023.4.24


“by sea” shell hoop earrings

製作工程で意図せず生じる欠けや割れ。引き出しにストックしてきたそれらの小片に、新たな命を吹き込みました。

〈su Ha〉のファーストブロダクト“to sea” earrings は、あわびの貝殻に現れる干渉色の最も美しい部位を選び抜いて型取りしています。けれども、仕上がりまでのデリケートな工程では、端部の欠けや割れが生じることも少なくありません。

そんな小片に新たな命を吹き込んだ “by sea” earrings。長い時をかけて育まれた命の美しさを余すことなく生かし、「さりげなく着けられる小さなピアスがあったら‥」というリクエストに応えました。

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