2020/12/13


Kind of amber.

“to cosmos” Wood earrings

MATERIAL:Fatwood(Oki islands, Japan)/ K18YG
Liquid glass finish

2020/12/11


琥珀が採掘される岩手県久慈地方をはじめて訪ねたのは、2015年8月のこと。
山中の坑道に足を踏み入れると、真夏でも身体の芯まで冷えきりました。付近にはクマやカモシカも生息しています。

とろりと甘くて美味しそうな久慈地方の琥珀。
鉱物のように見えますが、琥珀は100%植物由来。8500万年前の地層から掘り出される、南洋杉の樹液の化石です。恐竜が生息していた白亜紀後期、原生林の樹木から分泌された樹液が、大雨や洪水によって押し流されて、海底深く堆積し化石化したもの。地盤の隆起で地上に露出したその地層が、現在の坑道です。

岩手県久慈地方の坑道から掘り出された琥珀の原石は、小さなひとかけまで愛おしい素材です。琥珀粉を溶かして圧縮した再生琥珀とは異なり、とろりとした樹液の甘さを感じる無垢な表情です。色を濃くするための加熱処理も一切していません。坑道から掘り出したままの琥珀は、色や内包物がひとつひとつ異なる一点ものです。

2020/12/2


英虞湾を訪ねました。

三重県水産研究所では、調査潜水で獲れた天然のあこや貝を手にすることができました。天然のあこや貝が真珠を抱えていることはまずありません。けれど、そのありのままの姿は生き生きとして、貝殻は様々な色彩をともなって輝いていました。


沿岸資源を研究する竹内泰介さんには、天然あわびの生態や漁獲量についてもレクチャーを受けました。「きれいな海より、豊かな海に」。水清ければ魚棲まず、大切なのはストイックな清らかさではなく、自然と人が共生することなのだそう。

伊勢志摩の海では数々の素材に出会いました。命から生まれたありのままの美しさを、ジュエリーに閉じ込めていきます。

2020/11/29


国崎町に来ています。

志摩半島の最東端に位置する伊勢神宮御料鰒調製所では、今朝6時から、神宮に納める熨斗あわびが調製されています。

二千年以上にわたって献上されてきた国崎の熨斗あわびは、端正で美しく、それを作り出す作業ひとつひとつもまた、慎ましく美しいものでした。

2020/11/29


これから現場を訪ねます。海の命から生まれる素材をリサーチします。

銀座和光では、お越しくださる方々から聞く、ジュエリーにまつわるストーリーに驚くばかりでした。命あるものから生まれた素材はジュエリーとなり、森や海で生きてきた時間以上の時間を、身に着ける人とともに生きることができるのですね。

ジュエリーとの出会いは偶然だけれど、それが大切なものになっていくかどうかは、必然なのだと感じました。大切にされることを思って、素材の現場を訪ねます。

2020/11/21


顔まわりのカラーをそろえると、さりげない目の表情も引き立ちます。目と耳が口ほどに物を言うこの冬です。

2020/11/14


艶良く磨き直した珊瑚のピアス。ロングフックのくすみも取れて、キラリと珊瑚を引き立てます。お預かりした珊瑚のピアスは、新しい時よりも深みのある表情に仕上がりました。

〈su Ha〉のジュエリーは、金具すべてにK18を使っています。変色しにくいこと、何度も磨き直せること、生物素材を引き立てること、がその理由。

2020/11/14


たまねぎ、うちわ、舟、ベルト‥、ひとつひとつのデザインに、親しみやすい呼び名を付けています。職人の皆さんが、何気なくその名を呼んでくれたらしめたもの。「たまねぎと鹿の仕上げは、」と始まれば、会話も自然と弾みます。

会話に根付かない名前もあります。「スマイル」と名付けたこのネックレスは、いつのまにか、姿そのまま「バナナ」と呼ばれています。

親愛なる5人の職人の手から手へ、手仕事のリレーで仕上げた「バナナ」のネックレスです。

2020/11/12


鹿角のピアスのトレーサビリティについて、お問合せいただくことがあります。特に若い世代に、動物の命との関わりについて立ち止まって考える人々が増えたように感じます。

〈 su Ha 〉のピアスは、個体数管理のために捕獲されたエゾ鹿の鹿角(年間10万頭以上が捕獲されています/ 2019年/北海道)、一年ごとに生え変わる落角、のいずれかを加工しています。


鹿角の入手にあたっては、北海道でエゾ鹿のフィールド調査に携わってきた、NPO法人北海道自然資源活用機構の北原理作さんと対話を重ねています。対話を始める前にはっきりと言われた「ぼくは鹿ファーストですから。」という一言が、その後のすべての指針になったことから、鹿角のピアスを “first” と名付けています。

命そのものと向き合うものづくりは、時に生々しく、命への敬意を共有できる人たちとの協働は不可欠です。

北原さんのエゾジカに関わるメッセージ、お読みいただけたらと思います。命について、胸につかえていたものが、すうっと下りてしまうのです。
http://npo-hokkaido.or.jp/pdf/message.pdf

2020/11/8


“CAKE” Earrings
Black Bamboo(Kyoto, Japan)/ K18YG
W12×H105(mm)

“CAKE” 扇のピアス
黒竹(京都)/ K18YG



“Square” Wood ring
Wood(Japan)/ K18YG

“Square” スクエアリング
黒柿/ K18YG


素材が重ね持つ自然の色を生かした、バイカラーのジュエリーです。
ブラックもライトブラウンも、黒竹と黒柿のありのままの色合いです。

黒竹のロングピアスは、黒い表皮の片側半分を刃物で薄く削り、バイカラーに仕上げます。厚く削らないように、ラインが揺らがないように、繊維の艶が失われないように、狙いすまして刃物を当てます。京都で茶道具を手がける竹職人による、竹を割ったようなピアスです。

©su Ha ALL Rights Reserved.